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特別対談

 

東川恭子さん×店長オザワ さまざまなスピリチュアルな本を翻訳している東川さんと、タキオン・ヒーリング・サロン店長のオザワの対談です。東川さん、本当に魅力的な女性です!

 
東川恭子さん×タキオン・ヒーリング・サロン店長オザワ

オザワ
まず、一番お伺いしたかったのは、東川さんの見事なバランス感覚の秘訣です。
国内外の大企業の国際広報戦略のコンサルタントやコピーライターという非常に現実的なビジネスの舞台で活躍されていながらも、一方でスピリチュアルな著書の翻訳家として、精神世界のお仕事もされています。
お話させていただいても、人間としてとても魅力的で、「どうしたら、そんな風に生きられるのだろう」と憧れています。

東川さん
アメリカに8年住んで日本のことが客観的に見えてきたし、欧米の人々がいかにアジアを知らないかも痛感したので、ごく自然に二つの世界の橋渡しをしたいという欲求から国際コミュニケーションの仕事をするようになりました。そうしてビジネスの世界にどっぷり浸かっていると今度は経済活動とは対極にある精神世界の価値観を自然に渇望するようになってきたのです。ビジネスの世界は客観性や論理性が大前提なので、主に左脳を働かせて生きているのですが、オザワさんの優れた直感力や洞察力は、こちらこそ勉強になっているんですよ。

オザワ
いえいえ、東川さんはそういう左脳的な論理性と、右脳的な直感をバランスよく使われている稀有な方だと思っています。

東川さん
たしかに、もともとは直感型の人間だと思います。右脳的な選択や決断を、左脳的に説明できると、人は納得してくれるじゃないですか。要するに、必要性があって左脳的な力を伸ばしてきたのでしょうね。
その適性がPRという職能に合致したので、すごく国際広報という仕事にハマッたんです。

オザワ
世界規模のお仕事をなされていて、うらやましいです。

東川さん
実情は楽しいばかりではありませんよ(笑)。たとえば車のPRのお仕事を頂いたとすると、それまで知らなかった知識がドーッと入ってくるので、おもしろいんです。あらゆる分野のあらゆる人種と付き合える、そういうめくるめく快感はありましたね。でも、表面だけのイメージや虚構を社会に広めることに、あるときから疑問が募ってきたんです。私が片棒を担いで宣伝したこの製品を使って、人々は本当に幸せになれるかな?と。それでだんだん、利潤追求だけで社会的責任を果たしていないような企業からの仕事は受けないようにしました。
PRという仕事には、クリエイティブな表現という面白さはあるのだけれども、やっぱり嘘はついちゃいけないって思ったことが分岐点だったような気がしますね。真実にはプラスのエネルギーが宿りますが、うそや詭弁には負のカルマがもれなくついてきますから(笑)。

オザワ
東川さんは、ごく自然に一般的な社会人としての生活をまっとうしていますよね。スピリチュアルな考え方を持った人は、そうでない人に対して、どうしても押し付けがましくなってしまったり、逆に距離をおいてしまう傾向があるのに、まったくそう感じさせないところがすごいです。

東川さん
目に見えるものしか信じようとしない人たちに対して、「なんで分からないんだろう」という気持ちは私の中にもあるけれど、同時に、その人たちがどういった経緯でその価値観を持っているのかも理解できるんです。
その人たちに、「もっと違う世界があるんだよ」と気づかせてあげることができたら素晴らしいんじゃないかといつも思っています。そのために、彼らの心に響く言葉をいつも模索していますし、それを伝えるのが私の仕事という気がしています。

たとえば、現代社会は男性中心で、男性的なエネルギーのなかで、みんな仕事をしています。でも、決して女性的な仕事のやり方が劣っているわけではないんです。強烈なリーダーシップやバイタリティには欠けるかもしれないけれど、落ちこぼれてしまった人たちに手を差し伸べるような優しさは、結果的には自分たちの利益につながっていくからです。

落ちこぼれを遮断してしまったら、経済的にも精神的にも自立できない人が増えて、社会全体としてはひどいソーシャルコストを背負うことになるわけですよね。そうやって部分を切り捨ててバラバラにしていくと、全体としては滅びていくしかないんです。今の世界がまさにそういう状態で、自分の敵を攻撃したり排除したりして追い詰めてしまうと、それが倍になって戻ってくる。そういう負のエネルギーの押収をしていても、平和がやってくるはずもありません。

人間の身体に血が流れていて、経絡にそって気が流れているように、地球には海流や気流があって、それが循環することによって生命が維持されているというメカニズムがある。経済だって同じことです。
宇宙というのはホログラフィックな構造をしていて、すべてはつながっているので全体として機能して初めて健全といえるんですね。どの部分も大事な構成要素であり、無駄なものは一つもありません。だから共生が大切なんです。地球上で人間が一人勝ちするのではなく、すべての生き物が幸せに共存できる環境が人間にとっても理想の環境となるからです。

オザワ
では、この先もスピリチュアルな路線は継続していくのですね。やはり翻訳は表現方法のひとつであって、ご自分でも本を書かれるのでしょうか。

東川さん
そうですね。だた、自分の本を出版するかというのは、永遠の課題というか、なかなか果たせずにいるのですけれども。

オザワ
そもそも、なぜ翻訳なさるようになったのか、キッカケを教えてください。以前からスピリチュアルにご興味はあったのでしょうか。

東川さん
まあ、そういう系の本はよく読んでいましたし、子供の頃から目に見える世界だけが世界じゃないという実感がありました。でもビジネスだけをやって「お金のまわし方がすべて」という世界観だけで生きることには息苦しさを感じていました。それでもっと自分らしくいられるように、メセナだったりフィランソロピーだったりと、企業のなかでも、社会のためになるような路線にだんだん流れていったんですね。

そんなとき、たまたま友人が、ジャン・スピラーという女性が書いた本がおもしろいと言っていて、オーストラリアでその本を見つけたので、読んでみました。それで仕事場で「どう、当たってる?」なんてやっていたら、スタッフがみんな「日本語版があったら絶対に買う!」って大絶賛するんですよ。そのときは音楽業界の人たちと広告の仕事をしていたのですが、レスポンスは予想以上でした。

ちょうどその頃、友人のサイエンスライターが徳間書店を紹介してくれたんです。そこでこの本を翻訳するという企画が通って、それから1年くらいで『前世ソウルリーディング』が出版されました。
本が出てからは、トントン拍子にスピリチュアル系の仕事が増えていって、今では半分以上がスピリチュアル関係のお仕事になりましたね。

オザワ
その『前世ソウルリーディング』は、知り合いに貸したら、会社中でハマッてしまったらしく、なかなか返してくれないんです。早く戻して欲しい(笑)。
でもやはり、この本を翻訳なさる前から、ただビジネスをするということには違和感があったんですね。
スピリチュアルに目覚めたのはいつごろなんでしょうか。

 

東川さん
思い返してみると、私にとっての目覚めは、96年にペルーに旅行したことだったと思います。
ある日、友達から「ペルーに行くんだけど、一緒にどう?」と誘われたのですけども、「ええー、いきなりペルー?」みたいな感じでね(笑)。「仕事あるし」とか言って、あまり乗り気ではなかったんですけれども、なぜかパーッとスケジュールがあいてしまったんですよ。その他にも、いろいろとお膳立てが整ってしまったので、じゃあ行こうかって。
その旅のハイライトはペルーのユカイ(「聖なる谷」と呼ばれている)という場所で開催された、「精神世界国際会議」に参加することでした。アフリカやメキシコのシャーマンとかイギリスの宗教学者、そういう人たちが3日間講演をするというシンポジウムだったんですが、その前後にマチュピチュ、メキシコの遺跡群、アメリカのセドナに寄ったりして、ワントリップの中で、めいっぱいスピリチュアルの洗礼を浴びたんです。

オザワ
これでもか!というくらいてんこ盛りじゃないですか。

東川さん
自覚はなかったのですが、あれがスタートラインだったのかなと。
私は旅行が好きでいろんな場所に行くのですが、結果的にスピリチュアルな体験になるんです。

オザワ
やはり導かれるんでしょうね。

東川さん
去年、フィンランドを起点に北欧諸国を旅したのですが、この旅も私にとって得るものが大きかったです。
私はもともと国際関係学が専門で、国のあり方は人としてのあり方と非常に似ていると思っているのですけれども、北欧諸国というのは、たとえばG7に入って世界を仕切りたいという願望とは無縁で、しかもどの国にも干渉されることなく、何が自分にとって大切かを自覚し、淡々とLOHASで快適な生活を楽しんでいる大人の社会です。ああ、これがこれからの世界のあるべきパラダイムだなって思えたんですよね。

人も国も、新しいものや目立つもの、強いものに惑わされることなく、自分らしさの原点や本質を求めていく姿勢が大切なのだと。これから私がエネルギーを傾けるべきベクトルというか、生き方がすごくよく見えた気がしましたね。
それまでは、まだ見ていないものがある、知るべきことがあるっていう貪欲な知識欲というか、拡大思考が強かったんですけれども、これ以上新しいものを探すんじゃなくて、すでに手の中にあるもの、いままでインプットしてきたものをアウトプットすることで、世の中の人と分かち合っていくことがあなたの冒険なんだよって教えられたような気がします。

オザワ
本日は、有意義なお話が聞けました。本当にありがとうございました。
プロフィール
東川恭子さん東川恭子:翻訳家、ジャーナリスト。
ハワイ大学卒業、ボストン大学大学院国際関係学部修了。ハーバード大学研究助手。約8年の滞米生活を経て1990年に帰国。国際コミュニケーションをテーマに、企業から動物まで幅広い"生き物”の平和的共存を目指して文筆活動を行なっている。
主な翻訳書に“ソウル3部作”『前世ソウルリーディング』、『魂の願い−新月のソウルメイキング』、『<魂の目的>ソウルナビゲーション』のほか、『ビューティフル・ジョー』(いずれも徳間書店)などがある。

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